心理学講座179 学校でお友達になる順序

あなたはどのようにお友達を作りますか?

子供も大人も仲間集団を作るときにはある、一定の順序があります。
その順序を間違えてしまうとなかなか仲間に入れてもらえないということも起きてしまうのです。

学校の入学。
小学校の入学によっていやおうなく学級集団に属します。
中には、保育園や幼稚園で集団に入っている人もいますが、小学校は義務教育なので、好き嫌いに関わらず集団に入れられてしまいます。

学校生活は家庭と違います。
生活的制約や校則があります。
そして、すべての子供達に適応することを要求してきます。
学校に合う合わないではなく、学校に合わせるよう求められるのです。
このことの賛否はありますが、社会的行動を発達させるためには、一つの方法になります。

初めは見知らぬ仲間もいます。
そういった中で、子供達が学級に適応していきます。
適応するに従って仲間集団を作って生きます。
一般的には、仲間集団を作るには次のような順序があります。

1.さぐりの段階
2.同一化の段階
3.集団目標を認識する段階
4.集団規範を作る段階
5.内集団と外集団への態度を作っていく段階

最近では友達の作り方がわからない人もいます。
そういった方はもう一度、この順序をチェックしてみるといいのではないでしょうか?

次回はさぐりの段階について考えたいと思います。