心理学講座121 なたは情緒や感情をどのように表現するでしょうか?

体全体を使って表現しますか?
それとも眉毛だけで表現したりしませんか?

こういった表現の仕方も年齢とともに変化していくのです。

乳幼児期は、全身的で直接的です。
すぐに外部へ表現されてしまいます。
それが成長するにつれて、表現は内面化されます。
そのため、間接的で言語的な表現へと変わっていきます。
直接的な表現よりも間接的な表現のほうが社会的に受け入れてもらえるからです。

幼少時はかんしゃくを起こしたり、大げさな喜び方をします。
それが、じっとこらえたり、御礼をいったりするような表現へと変わっていきます。
時に、皮肉や軽蔑などの表現に変わっていきます。
こちらのほうが表面的には穏やかです。
いらっとして殴りかかっていては社会的には問題となるからです。
こうして、情緒表現が社会化されていくのです。

あなたは、何かというと怒りなどをすぐに行動にだしたりしませんか?
体全体で表現しすぎていませんか?
それとも、喜びなどをほとんど表現しませんか?

情緒表現は出し過ぎても出さなすぎてもトラブルの元になります。
適切に表現できるように学習していくのが成長なのかもしれませんね。