心理学講座96 カウンセリングと発達心理学

発達心理学。
生まれてから死ぬまでの変化を研究しています。
特に、生まれてから、成年に達するまでを発達心理学という方もいます。

発達を研究する上では、変化を段階的に捉えていくことがポイントです。
そこで、発達を区分することで、個人の発達状態の目安となります。
区分の方法にはいろいろあります。
どういった点に注目するかで変わってくるのです。
身体的特徴から区分する方法もあります。
精神的な状態から区分する方法もあります。

精神的な状態から区分する方法でも学者によって変わっています。
それぞれが、示唆を与えてくれる分類法です。
いろいろな分類法に触れることによって、多面的に見ることができるようになります。
乳幼児から青年期のカウンセリングに携わる場合は特に、触れておく必要があると思います。
カウンセリングの背景として、発達心理学を学ぶとよいと思います。
そのお子さんが今、どの発達段階を知って、対応していっていただきたいと思います。

今回からは数回、精神的な変化を基準とした発達区分について取り上げたいと思います。
よろしくお願い致します。