心理学講座83 子どもの発達順序

子どもを見ていると日に日にいろいろなことができるようになる時期があります。
そこには、基本的な順序があります。
順序を無視して発達していることはありません。
ですので、子どもを育てている時期には、こういった順序を知ることが大切です。

子どもは立つ前に座ることができるようになります。
また、四角形を描けるようになる前に丸を描けるようになります。
こういったことが次の段階へと移行していくのです。
手腕の運動ができるようになります。
立つことができるようになると移動がより多くなります。
言語の発達にもそれがつながっていきます。
こういったことが、問題を解決する行動になり、社会的な行動に広がっていくのです。

こういった発達は遺伝的な要素だけではなく、環境的な要素が大きく関わっています。
環境とその人の相互作用で、いろいろなことができるようになっていくのです。

幼児だけではなく、児童や学生の学習にも同じことがいえます。
基本から応用へと進んで行きます。
仕事でも同じです。
順序を追って身に付けていくのです。
わからなくなったら、できるところまで戻ってみましょう。
そして、やり直してみるとできるようになっいくことがよくあるのです。