心理学講座109 新生児の運動能力

生後1ヶ月までの子供を新生児と呼んでいます。
新生児はほとんど眠っています。
1日の80%は眠っているのです。
だからといって、運動能力がないわけではありません。
その後の運動能力が発達するための運動を行っているのです。

新生児の運動は「でたらめ運動」と呼ばれています。
この行動は体内部からの刺激に対して行われていると考えられています。
外部からの刺激に対して行われる運動はほとんど反射運動です。

新生児は寝ている時も起きている時と同じ程度に運動を行っています。
腕や足を曲げたり、伸ばしたりします。
手のひらを開いたり、閉じたりしています。
このように、意図していない運動が行われています。
これがでたらめ運動なのです。
この運動が出発となって、様々な行動が発達していくのです。

もし、こういった運動が行われていないようですとどこかに問題があります。
受診して、診察をされるようにしてください。