読売ウイークリー 2009年12月30日号
~来年開始・・・健康体でも薬漬け!?

腹囲85センチ、血圧130
“病人”を大量生産、過剰投与で健康被害、医療費大爆発
医療費是正の名分ののもと、メタボリックシンドロームの該当者や予備軍を洗い出す「特定健診・保健指導制度」が来年から始まる。

上記の内容は読売ウイークリーからの抜粋です。
このメタボ健診が始まると、大変なことが起きると思います。読売ウイークリー書かれているように、病人が大量生産され、結果、薬漬けになり、医療費が増大するのです。
第一、この基準自体が大問題です。腹囲の基準は身長などは考慮されていません。本来、内臓脂肪はCTなどの検査をしないと把握できません。あくまでも目安の腹囲なはずなのに、重要な基準になってしまっているのです。
この他、血液検査のコレステロール値や血圧などの基準も大幅に引き下げられています。新基準でふるいにかけられたら、病気と診断される方が激増してしまいます。もともと、コレステロールの基準が低すぎるのに、これ以上下げてしまったら、他の病気になってしまいます。
次に、強制的に健診を行い、基準値をオーバーした人には治療を強制するというものです。病気でもない人に薬を服用させ安くなります。コレステロールを下げる薬には重い副作用があります。そのリスクを冒してまで、おかしい基準値を基にしたデータで薬を飲む必要があるのでしょうか? それも強制的に。
このような形で行っていく意味がわかりません。この健診をおこなって一体誰が得をするのでしょうか?
受診する方には得はありません。国にとっても損害は大きくなるとおもいます。医療機関も受診者は増え、収入は増えるかもしれませんが、医師不足のため、医師にはより負担がかかります。
ちょっと考えればわかるようなことなのに、いつからこの国はこんなに頭が悪い国になってしまったのでしょうか? 今後を憂いてしまいます。

TAO心理カウンセリング学院:http://www.tao-counseling.com/index.php

TAO心理カウンセリング学院通信講座

TAO心理カウンセラーの道