「貧血だからといって鉄不足とは限らないのですね」

4月28日(土)は、栄養心理カウンセリング講座でした。
「ミネラル:鉄など」について行いました。

貧血と言われる方が多くいらっしゃいます。
貧血は、赤血球や赤血球のヘモグロビンなどが少なくなる状態です。
貧血になると酸素の運搬が悪くなります。
その結果、息切れや動悸、脳の働きが低下したりします。
深刻になると意識障害などを起こします。

健康診断などで貧血があると、まず疑われるのが出血性の疾患です。
どこかで出血をしていると赤血球が減ってしまいます。
女性は生理で出血があるので、貧血になりやすいです。
その他、痔疾や消化管出血なども考えられます。
がんが隠れていることもあります。

もし、そういった大きな疾患がなければ、鉄不足と考えられやすいです。
医師は、「貧血=鉄不足」と考える方も多いようです。
しかし、血液検査を行えば鉄不足かどうかはわかります。
鉄が不足していないのに、貧血ということもあります。
そのような場合、鉄を補給しても貧血は改善しないです。
他の要因を考える必要があるからです。

貧血は、葉酸やビタミンB12の不足でも起こります。
鉄が不足していないのであれば、こういったビタミンの補給をすることで改善されます。
葉酸は、その名の通り、野菜に多いです。
ビタミンB12は、動物性に多いです。
偏った食事を改善することが貧血の改善や予防につながります。
鉄は大切な栄養素ですが、鉄ばかりに目を向けないようにしましょう。

次回は、5月26日(土)の予定です。
15~18時、神奈川教室です。
「アルミニウム」について行う予定です。
よろしくお願い致します。

栄養心理カウンセリング講座につきましては、TAO心理カウンセリング学院HPのこちらをご覧いただければありがたいです。
よろしくお願い致します。