糖尿病の分類2:高血糖型と低血糖型

糖尿病の分類。
前回は、インスリンの分泌不足で2つのタイプに分けました。
一つは、膵臓自体がダメージを受けているタイプ。
もう一つは、血糖値を下げるインスリンの材料不足タイプ。
この二つで、対策は異なりますが、今回は、血糖値の動態で二つに分類したいと思います。

血糖が高くなるのが糖尿病ですが、実は、血糖値が高いタイプには二通りあるのです。
血糖値が下がりににくいタイプと、血糖値が下がるタイプです。
これは、ブドウ糖負荷試験を行ってみないとわかりません。
ただ、一般的な負荷試験は、2時間までしか行わないので、この二つの分類に気がつかないのです。

血糖値が下がりにくいタイプは、3~5時間が経過しても血糖値はそれほど下がりません。
一方、血糖値が下がるタイプは、4~5時間経過すると血糖値が下がってしまうのです。
それも、大きく下がってしまいます。
空腹時の血糖値は、低くても80mg/dlくらいまでです。
血糖値が下がるタイプはそれよりも低くなってしまうのです。
場合によっては、50mg/dlという方もいらっしゃいます。
このタイプは、低血糖タイプです。

血糖値が下がらないタイプは、血糖値を下げる対策が必要です。
一方、下がるタイプは、血糖値を下げる対策をすると危険です。
より血糖値が下がってしまうからです。
現代医療で行われる治療は、血糖値を下げる薬剤が基本です。
前者にはそれでいいかもしれませんが、後者にはよくありません。
現代医療は、両者を区別していないので、低血糖型の方にも血糖降下薬が使用されています。
低血糖型の方に、血糖値を下げる薬剤を強するのですから、問題です。

糖尿病には、このような分類があるのですが、現代医療ではわかっていません。
ですので、改善するはずの糖尿病も改善しなくなるのではないでしょうか・・・?

糖尿病については、TAO心理カウンセリング学院では、栄養心理カウンセリング講座で取り上げています。
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