コロナウイルス対策2:石けんか、ハンドソープか?

コロナウイルス予防に、手洗いは不可欠です。
手洗いする時は、石けんやハンドソープを利用しますね。
では、どのようなものがいいのでしょうか?

石けんとハンドソープ、似ているようで違います。
石けんは、動植物の油脂から作られるものです。
ハンドソープの洗浄成分は石油系のものが多いです。

石けんの場合、自然界で分解されます。
ただ、ものによっては、皮脂を奪いすぎてしまい、乾燥することもあります。
ハンドソープの場合、自然界で分解されずらく、汚染につながることがあります。
合成界面活性のため、皮膚が荒れることがあります。

どちらも一長一短ですが、できれば石けんにされたほうがいいです。
ハンドソープは洗浄成分以外に、いろいろなものが含まれているからです。
もし、今、お手元にハンドソープがありましたら、成分を見てみて下さい。
わかりにくいカタカナが多いのではないかと思います。
それにひきかえ、石けんは、単純な表示になっています。

近年の石けんは、皮脂を除去しすぎないようなものが多いからです。
それに、石けんで良く泡立てて、流水で洗い流すだけで、手指の菌はかなり洗い流されます。
手術をする前の手洗いではないので、これで十分です。

合成界面活性剤は、皮膚から吸収されます。
吸収されると、皮膚炎を起こしたり、血管炎を起こしたりすることがあります。
肝臓や腎臓にも悪影響があります。

安心して長く利用できるのは、石けんです。
近年、石けんを利用する人は少なくなっていますが、このコロナウイルス対策の一環として、今一度、見直してみましょう。
石けんのほうが、環境にも優しいですから。