コロナウイルス対策3:アルコール消毒

コロナウイルス対策で、アルコール消毒が推奨されています。
アルコールは、消毒剤としては、意外と弱いものです。
しかし、コロナウイルス場合、アルコールが有効といわれています。

コロナウイルスは、「エンベロープ」という脂質の膜に覆われています。
アルコールは、この膜を壊す働きがあります。
ですので、有効なのです。

ただ、実は、石けんもこの膜を壊す働きがあります。
ですので、石けんを使って、流水で洗い流した後、アルコール消毒をするとより効果的かもしれません。

しかし、アルコール消毒には、問題があります。
アルコールを使いすぎると、手を保護している脂質もダメージを受けてしまいます。

ウイルスは粘膜には入り込むことができますが、健康な皮膚には入り込むことができません。
付着するだけです。
ですので、洗い流すことが大切なのです。
ただ、アルコールでダメージを受けた皮膚の場合、洗い流しにくくなります。
ですので、逆に、ウイルスが残ってしまう可能性が高くなります。

皮膚の弱い方は、頻回のアルコール消毒は避けたほうがいいかもしれません。
外出先から帰ってきた時など、ポイントになる時だけアルコール消毒を行うほうがいいかと思います。
手の皮膚がダメージをうけるとかえって、危険かもしれません。