ひとくくりで分類していませんか・・・?

病気。
いろいろに分類されていますね。
しかし、まだ分類が曖昧なものが多くあったりします。

例えば、糖尿病。
糖尿病はひとくくりに分類されていますが、細かく見るといろいろなタイプに分類されます。
そのタイプによって、対処法が異なるのですが、現代医療では同じ対処法になっています。
ですので、なかなか状況が改善しない、ということもあるのです。

糖尿病は血糖値が高くなる疾患です。
血糖値を下げるホルモンは、ご存じの通りインスリン。
一般的には、インスリンがうまく分泌しないため、血糖値が下がらないと考えられています。
確かに、このタイプもいらっしゃいますが、インスリンが分泌していても血糖値が下がらないタイプがいます。
インスリン抵抗性などと言われます。
インスリン不足で血糖値が高いタイプと、インスリンが分泌しているのに血糖値が高いタイプでは対処法が自ずと異なってくるはずです。
しかし、現代医療は、同じ対処法をしています。
それは、ひとくくりに糖尿病となっているからです。

糖尿病では、他に、血糖値の変化でも分類ができたりします。
それぞれ対処法が違ってもいいのですが、どうも同じ対処法になっていますね。
現代医療の常識が見えなくさせてしまっているのかもしれません。

こういったことは、糖尿病にかぎりません。
他の疾患にも通じることがあるのです。
現代医療の常識を疑って、よりよい医療になっていってもらうことを願っています。
分類学はとても大切な視点です。