専門家に相談したいですよね・・・?

あなたは悩みを抱えているでしょうか?
悩んだ時には、誰に相談したいですか?
多くの場合、専門家に相談したいと思うのではないでしょうか?

しかし、専門家が必ずしもいいとは限らないのです。
例えば、がん。
がんの専門医は多いですが、外科系の専門医と内科系の専門医がいます。
外科系の医師に相談すると、手術になる傾向があります。
内科系の医師に相談すると、手術ではなく、抗がん剤の治療などが主になる傾向があります。
専門家はどうしても、自分の専門のほうへ導いてしまうからです。

うつの場合も同様です。
医師にそうだんすれば、薬物療法が主体となります。
カウンセラーに相談すれば、カウンセリングが主体となります。
どうしても、自分の専門分野で対応してしまうのです。

しかし、別の視点の対応もあったりします。
例えば、食事療法。
がんの場合も、うつの場合も食事療法というものもあるのです。
しかし、医師やカウンセラーは食事療法については専門家ではありません。
ですので、適切な指導をしてくれなかったりするのです。
本来であれば、食事を変えれば、症状が軽くなるかもしれません。
ただ、そこを変えないために長引いてしまったり、改善しなったりすることがあるのです。
専門家に相談したいという気持ちはわかります。
しかし、専門家だからこそ、陥る罠があったりするのです。

現代の医療では、総合医を育てようとする流れがあります。
ただ、総合医は専門医に比べて、格が落ちるようにみられてしまいがちです。
実は、広く浅く多くのことを理解している総合医のほうが大変だったりするのです。
理想は、総合医に診療をしてもらい、必要であれば、専門医を紹介してもらうということですね。
専門家志向は、良し悪しなのです。