結果を原因と混同していませんか・・・?

原因と結果。
原因があるから結果が出るのは、因果の法則です。

例えば、病気。
病気の原因があるから、結果として病気になるのですね。
できれば原因を探り、その原因に対して対処することが望まれます。
しかし、現代医療では、原因といわれているものが、真の原因でないことが多くあるかもしれません。
実は、結果なのに、原因と捉えていることが多かったりするのです。

アレルギーなどもその一つ。
スギ花粉やミルクなどがアレルギーの原因とされています。
確かに、スギ花粉症では、スギ花粉によって鼻炎や結膜炎などが引き起こされます。
これを見ると、スギ花粉が原因と見ますね。

しかし、本当の原因は、外にあるのではありません。
スギ花粉に対して反応するようになった身体にあるのです。
スギ花粉は、引き金に過ぎないのです。
身体が反応するようになった結果、スギ花粉で症状が出るのです。
スギ花粉で反応するのは、原因ではなく、結果なのです。

この他、アルツハイマー型認知症。
脳にアミロイドβというタンパク質が蓄積して、脳の機能を低下させるのが原因と考える方が多いようです。
しかし、このアミロイドβ。
何らかの理由で作られているのです。
原因はそこにあり、アミロイドβが原因ではなく、アミロイドβが作られたのは結果なのです。

こういったケースは、痛風、糖尿病、慢性腎不全、がん、うつ、統合失調症などなど。
様々な所に見られます。
今の医療の常識では改善しにくい疾患ですが、見方を変えると、対策が見えてくるかもしれません。
今後の医療に期待したいところですが、どうも、見方はまだ変わりそうにありません・・・。